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雑感日記

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地域再生ソリューション

グリーンピアであったこんなフォーラムに出席してみた。
『地域再生ソリューーションin Hyogo』という兵庫県商工会議所青年部の主催するセミナのような会合である。

一般参加、飛び入りOKということで出かけてみたのである。
『人口減少社会のまちづくり』ということに何となく興味を覚えたのである。

こんなセミナーのような会合に、特に聞く立場では、もう何十年も出たことはない。初めての経験と言ってもいい。
出席してみていろんな感想を持った。

『出席してみてよかった』と率直にそう思っている。
いろんなことが聞けたし、いろんなことを感じたし、聴衆という立場でいろんな感想がもてたし、
私にとっては、1時から5時まで結構面白い4時間であった。

地域再生ソリューション_c0107149_6312547.jpg



その感想、順不同に、率直に述べるとこんなことになる。

商工会議所の青年部、とは一体どんなメンバーだろうと思っていた。
何か商売をしている2代目のぼんたちが入っている会だと思っていた。
兵庫県の青年部、全部で600人、三木には40人いるそうである。
三木の長田さんがその会長をしているとは正直驚いた。市議の大西さんにも出会った。
600人いる割には出席率が悪いと思ったが、こんなものかも知れぬ。
3部まであったのだが1部の終わったところで、10人以上が退席してしまった。学校の授業をサボる生徒たちといった感じである。
全体にそんなに熱心ではないのか、自分の事業のことならともかく、町づくりなどに関心はないのも、至極当然かなと思った。
特に聞く側に熱っぽさは感じられなかった。

講師の先生方は大学の先生や建築家、ノンフィクション作家、町造りの実績のある方、関連団体役員、や内閣府の補佐官の方など8人ほど、当然のことながらそれぞれ詳しい専門家である。
お話になる内容もいいのは確かなのだが、このような会合の目的は、
参加者を『その気にさせないと』成功とはいえないと思う。

そういう意味で、
一般に、このようなセミナーのような会合で、一番楽しいのは講師役なのである。
少なくとも聞いている人よりは喋っている人が数倍楽しく面白いはずである。
聞く人も楽しいと思わせるように、会場が一体感に満ち溢れるような雰囲気に、そんな風に導くトークでないとダメだと思う。

講師の人たちは、そういうことが解って、或いはそういう想いを持って話をされているのかどうか?
聴衆の立場に立って話せる人、聴衆の反応を感じなら、或いは会の雰囲気を感じながら話せる講師はやはり少なかった。

そんな中で、ノンフィクション作家の方と四国の商店街の理事長さんの話は、説得力もその場の雰囲気にも気遣いながらのトークだったし、やはり実社会の中で生きている人は、
世の中のことも『解っているな』と思った。
特に、古川康造さんの話は素晴らしかった。この方の10分間の話を聞くだけでも、
充分に出席した価値があった。

話の内容は明日にでも、別途、ご紹介したい。


この会議のために、いっぱいの資料が用意されて配られた。
官の資料も、業界団体の資料も沢山あって、至極立派である。
行政などはこんな資料やパンフレットを造ることが仕事のように思っている節もある。
誰が、いつ、どんなニーズで読むのかというマーケッテングは出来ていないのではないだろうか?
これ見よがしの詳しい立派な資料であった。
こんな資料の中でも、丸亀商店街の資料もその纏め方も、際立って優れていると思った。
そんなに多くのページを割く予算も持ち合わせていないので、少なく集約されている。
それが核心を突いた、説得力のあるものに仕上がっている。


テーマから言えば、商工会議所のメンバーよりは行政の企画担当者あたりが聞けばいいとも思ったが、今の世は、丸亀の商店街のように民の側からの働きかけが、実現の近道なのかも知れない。

隣でさるとるくんが熱心に聴いていた。いろんなヒントは沢山あった。
最後の内閣府の参事官補佐の方は、三木の山田錦やぶどうなど、具体的な可能性のある話もされた。
何か現実に、三木のまちづくりにプラスになったり、具体的に動くことにならないかなと期待している。
by rfuruya2 | 2008-11-30 04:53