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雑感日記

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ホントの協働とは何だろう

市民協働 よく聞く言葉である。
いま、私はNPOの設立を検討中である。
たまたま、朝日新聞にNPOの特集記事が出た。

日本のNPOも数だけはどんどん増えて、既に小学校の数は抜いて、コンビニの数に迫る勢いだそうである。その数3万は越えているとか。

この特集記事によると、成功例もあるが、当然のことながら失敗例も多いようである。失敗ではないにしても、どうももう一つ頂けないと思うのが、こんな例である。
如何にも、日本的だなと思った。


記事は、
『行政主導の「GONPO」続々  「民意が主役」カギに 』 という見出しで次のようなものであった。

『協働』とは、日本NPOセンターの定義によると
「異種、異質な組織」が「共通の社会的な目的」を果たすために「それぞれの資源や特性」を持ち寄り、「対等の立場」で「協力して共に働く」こと。
NPOと行政との協働を広くとらえるとイベントや講座の「共催、共同運営」活動資金の「補助、助成」、事業の「委託」がある。

ここ10年協働の現場で試行錯誤が続いている。そして『協働疲れ』が広がっている。
行政から設立を持ちかけられたNPOが出てきた。行政(govenrment)が主導するNPOだから『ゴンボ』(GONPO)と呼ばれる。
こんな名前ができたこと自体、行政の下請けのようなNPOが増え続けている実情を物語る。
協働は下請けの別名になっていくのか行政と住民が手を携えて地域自立に導く手段として進化していくのか。
分かれ道は、『住民が主権者である』という認識を住民と行政が共有できるかどうかだ。とこんな風である。


よく言われる『市民協働』も、役所の人員削減で出来なくなった『作業』を、市民にボランテイアで求めるような下請け的な発想がないでもない。
お役所は、体質的にどうも上意下達、上からの指示で下が動く、そんな風に思えてならない。
悪気がなかっても、自然にそうなってしまうのを『体質』というのである。

お役所の人たちとお付き合いをしだして、2年だが、率直に言わして頂いて、
役所の職員、1人1人は極めて優秀である。殆どがいい人である。
なのに、上から言われた『作業』はしているが、『仕事』は殆どしていない。
『仕組みやシステム』と言う言葉だけはあるが、仕組みやシステムは、少なくとも三木役所の中には存在しない。
若しあるとしたら、極めてタテ割りの組織と『おざなりの』ヨコに結ぶと見せかけている組織と、データーのアウトプットシステムだけである。


今回の私が今起案中のNPOは、行政との協働も『一つの』テーマではある。
それを、行政のなかにいる共感して頂ける仲間たちと『行政が目指している方向で』、システム的に、『仕組みを作って』目指す目的が自然に達成できるようにしたいと思っているのである。
所謂『市民協働』を対等の立場でやりたいと思っている。


『仕組み』とは、そのなかで自然に動いていけば、自然に真に目指す目的が達成する、そんなシステムのことを言うのである。
ひょこむもNPOと言う組織もそんな大きな仕組みを可能にする『ツール』なのである。

『GONPO』などには、間違ってもならない。『民主導』で『官が目指す目標』を役所の優秀な仲間とも連携して、やってみようと思っている、結構大きな構想である。
NPOでこんなことが出来るとは思ってもいなかった。先日の講習会の途中で「ひょっとしたらfできるかも』と思って突然走り出したのである。

広域連携、異種連携、世も中に既にあるいろんなものを『システム的に繋ぐ仕組みづくり』が目標なのである。
この1年ぼんやり過ごしてきたわけではない。
『ひょこむ』のなかには、それが出来る仲間たちがいっぱいいる。
そのうちのキーパーソンが、今回、出番が来たと立ち上がってくれだしたのである。
ただの素人ではない、それぞれの分野での専門家である。職位などあまり問題ない。
そんなプロたちが、ヨコイッセンで対等の立場で能力を発揮できる、そんなものになればと思っている。
by rfuruya2 | 2009-02-02 05:35