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雑感日記

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誰もやらぬ新しいこと


世の中で初めての事をする。
或いはそれにかかわるチャンスは滅多にない。

でもなぜか、そんなチャンスだけは何度も巡って来るものである。
ほとんどの人はそんなチャンスを避けて通ってしまうのだろうと思うのである。

昨日一緒に、ノバエネルギーを訪ねた福井君は、そんな世の中で初めてのことばかりを選って歩いているような男である。

ジェットスキーというアメリカの一発明家が売り込んできた商品の最初の頃から、その開発に携わった。
開発するだけでなくて日本のジェットスキーレースの草分け時代のチャンピオンでもある。
当時、明石の川重でただ一人ジェットスキーに乗ることが出来た人であった。
ちょうど、アメリカだけでなく世界での販売を画策していた私は、彼を見つけて発動機から単車に強引に引っ張ってきてからのお付き合いである。

ヨーロッパ市場の開拓も手伝ってくれたし、国内の販売網をやるときは川重を退職して、
国内のJSの専門店第1号店もやってくれたのである。


ノバエネルギーの鈴木さんがジェットスキーのジャンプ台を作ったので見てくれと仰るので、彼をつれて昨日訪ねたのである。


初めてのプロジェクトをやった経験者同士の会話はあい通じるものがいっぱいあって面白い。
ジェットスキーのジャンプ台の事から海洋発電、潮流発電の話になった。

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特に明石大橋に繋ぐ鯉のぼりのような潮流発電の話は素人にもよく解る。
なぜこんな面白いはなしが、軌道に乗らないのかと思う。もし現役だったらすぐGOなのにと思ったりする。
金も企業のレベルでは大した額ではないし、リスクも知れている。
事は時流に乗ったエコの話なのである。

日本のお上も企業も、なかなか尻が重いのである。
日本は原子力発電が主流と政府が方針を決めているので、なかなか難しいのだという。
タテ型社会の、護送船団方式の弊害である。
こんな体質だから利権等の癒着が出来てしまうのだと思う。

誰もやらぬ新しいこと_c0107149_18214361.jpg


手前がジェットスキーのジャンプ台である。これは神戸空港のあたりの海域にジェットスキーのゲレンデをという話もあってそのために造られたものだが、この話も楽しいが、やはり潮流発電の話のほうがスケールも大きいし、ずっと面白い。

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夜のイメージである。まだ、明石大橋のイルミネーションは実際に見たことはないのだが、300キロで電気は全部まかなえるようである。
橋脚は既にあるし、半分は川重が建設担当もした。ついでに発電もやればいいのにと思ってしまう。

世の中には面白い話があるものである。
そんな人が三木にいる。そしてNPOの協賛会員として繋がった。応援したいと思っている。

三木の人、みんなで応援したらとも思うが。
by rfuruya2 | 2009-06-21 17:58