人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雑感日記

rfuruya2.exblog.jp
ブログトップ

三木市長選挙

三木市長選挙、どんなことになるのでしょうか?

私は選挙が、もう一つ好きになれないのは、どうしても自分の思いの通りに投票できないことが、原因の一つにあります。
人の評価は、10点と0点ではないのですが、選挙は10点か0点の評価しか出来ません。

今回の選挙も、選択肢は薮本さんか、いなださんか、もう一人か、棄権しかありません。
それで、私は消去法で、『いなだ』さんに1票をと言っているのです。


薮本さんが決して0点の評価ではないのですが、結果は0点になってしまいます。
3年前、私は薮本さんを熱心に応援をしていました。
4月に思い立って、7月まで44通の市長メールを出しています。

2ヶ月間、応援しましたが『もう諦めます』と書いたのが、43通目の市長メールです。
薮本さんご自身から丁寧なご返事を頂いて、質問もありましたから、
それにお答えしたのが44通目のメールです。

その結果開催されたのが、平成18年7月31日の庁内会議です。
ご関心のある方は、是非ご覧下さい。ほとんどが私のメールで申し上げたことで議論されています。
その会議があったので、私はもう一度市長メールを続けることにしたのです。



その頃の、薮本さんが懐かしく思われるのですが、
相当、辛口のメールに対して真摯に対応していただきました。
そんな薮本さんに戻られるならとも思うのですが、---
とにかく、ホンネでモノを言われませんのでーーー。

その頃、指摘した内容は、今 
『いなださん』にも解って頂きたいと思っています。
いなださんは特に役所の中の改革を言われています。

その対応力が本当にあると思えたら、
『1票を投じる』という消極的な態度から、『応援します』に変えますが、
今はまだ、よく解っていません。 このままだと、また『棄権』することになるかもわかりません。

役所の職員の方にも、知っていただきたいと思います。
3年経った今もそんなに改善されていません。



ちょっと長くなりますが、
NO.43 の『市長メール』です。




三木市長 薮本吉秀様

4月から約3ヶ月続けたメールも今回NO.43で一応中断することにしました。その理由を率直に記述します。

イメージ向上、ビジョン、夢、意識改革、などの課題は、非常に難しい課題であると思っています。それ故に,何とかお役に立ちたいと思って、市長に期待し、メールを続けてきましたが、やはりこれは無理かなと思うようになりました。見込みのないことを幾ら続けても、仕方がないので、一応中断しようと思ったのです。6ヶ月か1年経って,若し、私の思いが想定の範囲外であれば幸いです。以下具体的にその理由を記します。

1. スピード
いろいろな対応のスピードのなさに、驚きました。時間がコストであるという認識が皆無です。

今回発表されている、まちづくり計画も、計画の完成が来年秋になっています。もともと、そんな計画であったのは、承知していますが、これがお役所仕事のスピードの平均なのでしょうか。検討の仕方をみても、わざわざテーマを、1回から8回までにわけ11月までかかるのは不思議です。なぜ4組のグループを同時進行させないのか、テーマも各部門に分かれていると思います。部長に権限を与えて政策を実行するための政策協定ではなかったのか、すべてに市長が出席されることはないと思います。

今の世の中の進歩は早く、4年も経つと時代が変わっています。今から4年前がどんな時代であったか思い出してみて下さい。そんな時代に計画だけで1年半もかかるのは,民間では考えられません。もしそれで決まっているのなら、それを変えるのが改革です。


2.競争

 民間では、常に、競争関係の中で、物事が進められます。私の関係した二輪業界はその意味では、レースも含め、世界一過酷な競争が展開されました。同じ自動車工業会でしたが、せめて、四輪並みの競争であればと、思ったものです。

そのような競争に於いて、時間は最も重要なファクターです。同じものでも、1年半でできるのと、6ヶ月では、その価値は、全く異なります。競争の観念のないところ、それがお役所なのかも知れません。一般の施策は、その予算年次に、出来ればいいのかも知れませんが、イメージの向上というような、一般大衆がその評価をする課題では、スピードが重要なファクターです。同じことでも、時代を先取りするペースでないと、その価値は無になる場合もあるのです。そんな観点から、競争意識のない、今の三木市のペースにお付き合いをする気が失せてきました。

あまり、お考えにならなかった、観点かも知れません。
他の市の現状を常に把握し、ソフト面も含め、常にそのレベルと競争しよう、競争に勝とうという意識がないと進歩もありません。すごいまちになったりはしません。


3.市民参画

市民参画はいいことだと思います。然し形に捉われ過ぎていると思います。協議会とか審議会とか末端の市民とは、およそかけ離れたところの、形に捉われた、人気取り政策で、実質的な末端に、目線をあてた市民参画には、なっていないのではないか。委員になりたがる人たちの、もう一段上のレベルの高い人たち、それが市会議員だと思います。私には普通の85000人の一般市民とは、どうしても思えません。

市長も、市役所の職員も、殆どが三木市民であると思います。それも行政のプロで、いろんな知識、数値なども熟知、理解しております。いろいろ考えることで給料を貰っているのです。市長をはじめ、1000人もいる市役所の三木市民の職員が、もっと自信をもって、迫力のある仕事をされることが先決です。職員は上の顔色をうかがって本当のことを言わない体質になっているのなら、それを直すことが必要です。

ほんの1%に過ぎない、特別の市民の意見を聞くのもいいのですが、本当に働かねばならないのは誰か、選挙公約かもしれませんが、きれいごとで市民参画ばかりを言うのもどうかと思います。それとも、プロは機能せず、無報酬のアマチュアの市民だけが、いい考えをもっているとでも思っておられるのでしょうか。本当に力を持っているのはプロの筈です。それを機能させるのは、市長の最も基本的な職務と思います。

ダイレクトコミユニケーション、末端の物言わぬ市民に目線をあてた、施策、市民参画が望まれます。

前市長時代に吉川町との合併のとき実施されている、市民のアンケート調査は、非常に詳細で、市民の意思がよくでていると思います。基本的に市民の考えに変化はないと思います。



4.リーダーシップ

トップに立つ人は、リーダーシップを持たねばなりません。自分の考えを明確に発表し、市民をその方向にリードすべきです。

施政方針の前段はともかく、後段の意識改革、ビジョン、夢については、言葉だけが先行して、具体的に堂々とその内容を明確に発表して、市民を引っ張る迫力が、市長にも市役所にも感じられません。どんな市になれば三木市はすごいのか、コンセプトが明確でありません。言葉だけは、三木市を変える、夢を、ビジョンをといわれますが、市長自身がどのようにお考えなのか、そのコンセプトを明示すべきです。その枠のなかで、市民の意見を問うのなら解かりますが、コンセプトまで市民にかんがえて貰うのでは、主客転倒です。市長、部長、(市の職員)、市会議員、給料を貰っているプロは、プロらしい仕事をして欲しいと思います。



5.差別化

何度も差別化に触れました。今まで拝見した施策で、差別化されたものは皆無です。競争意識がないので、差別化という概念も、生まれないのかも知れません。三木市独自の、他の市を圧倒するレベルで物事を実行する、そんな考え方が、根底にないのです。今実行されている諸施策は普通一般のレベルで差別化されていません。

差別化されたレベルのものでないと、人々は感動しませんし、三木市はすごいなどとは言わないのです。

差別化はそんなに難しいものではなく、そうしようという意思さえあれば、考えられるのです。市長デスク、タウンミーテング、など他市でも実行しているのですから、その内容の差別化を考えるべきです。ホームページも、現状のそれらは、差別化できていません。

本当はそんな個別の問題ではなく、第1回のメールで書いた、三木市のトータルシステムの他市との差別化を考えるべきです。それは市長や企画部長の本当の仕事で創造力を必要とします。今おやりになっているのは、一種の作業の積み上げだと思います。100億円の借入金は減らせても、政策協定はできても、まちづくりワークショップは出来ても、広報みきが月2回の発行になっても、単に、普通のまちと同じ水準で、普通のまちでしかありません。すごいまちとは決して思いません三木市を変えると宣言されるなら、差別化されたレベルでの諸施策の展開がないと、三木市のイメージ向上も、市民に夢を与えることも、難しいと思います。

日本一の接遇を目指す、あったような気がしますが。このような具体的な目標はいいと思います。



6.本音がない

 NO.40の回答でやっと本音らしきものが出ましたが、本音で議論できないのでは、本当のものは出来ません。幾つかの回答はすべて、本質から離れたところの問題で終始し、基本的にリスクを避けようという、お役人の保身が感じられます。難しくないことでも、後でリスクがあると思われるのか、お答えになりません。広報の目的は相互の信頼関係の構築ですから、本音のトークが必要です。例を挙げるなら、三木市は顔のない町とよくいわれますが、と何度も出ますので、誰が、どんなときに、言われるのですか、質問するとお答えはありませんでした。

40回メールしても、信頼関係は生まれず、本音での会話は無理でした。


7.話題性

三木の情報を全国に発信すると言われましたが、毎週記者会見しても、三木版だけにしか掲載されないような、話題性のなさは何に原因があるのか。話題、口コミにのるような、仕掛けの発想の欠如、差別化できていない施策のレベルの低さ、一般大衆はどのようなことに、どのようにしたら、興味をもつのか、広報の本質がお解かりになっていないと思います。一般大衆が興味を持たないことは、幾ら三木市にとって大事なことでも、記事としての価値がないのです。その判断をするのは、他人なのです。上から下への目線を直さない限り解決しません。話題性については、私のメールの中で、幾つものヒント、実例などお送りしていますが、見逃されていると思います。少なくとも、神戸新聞の一般の記事として扱ってもらえるレベルを目標にした、記者会見を期待します。


8.総合的なコンセプト(トータルシステム、理念、創造力)

一言で言うと、これが欠如していると思います。総合的にものを考える仕組みも体質も、ありません。典型的とまではいいませんが、お役所の縦割り行政の弊害です。個別の改善の積み上げで、全体がよくなると思うのは、錯覚です。はじめにトータルの仕組みを考え、その枠の中で、個々が最善をつくす。コンセプトを明確にした上でいろんな発想をいろんな人に求める。今の世の中の進んだ仕組みは、すべて、そうなっています。

三木市のホームページがいい例です。第1回のメールで書きましたが、ホームページは三木市の顔です。まさしく、三木市の顔が見えないのです。まさか、顔のないまちだから、はっきりさせないでおこうと思っているわけではないと思います。個別の部門は頑張っているのはよく解かりますが、トップページはそのままですし、提言した、ホームページのコンセプトも明示されていません。各ページのトーン、配色、文字、表現もばらばらです。個々の努力が全体として生きていません。むしろ、個々の努力が、全体を余計にばらばらにしてしまっています。コンセプトがなく、トータルシステムのない結果です。

コンクールに出しても、入選しないと思います。先日も書きましたがコンクールの評価基準の第1項目は行政のホームページとしての、コンセプトの明確さでした。

今の三木市の職制や体制で言うと、市長ご自身が、このコンセプトという、方針、戦略より上位の概念に理解を示し、自ら、考え、指示実行しない限り解決しないと思います。

コンセプトのない広報は、単なる宣伝に過ぎません。広報の根底には理念がなくてはなりません。理念は高らかに、明確に、具体的に発表されるべきです。

それが出来ないということは、理念がないということです。

原因のある問題の解決に必要な能力は創造力とは言わない。創造力の源泉はアイデアであり、思考ステップの特徴は絞り込んで考えつづけることである。

理念、創造力、これは、まさしくトップマネージメントの担当分野で、一般職員や一般市民にそれを求めるのべきではありません。



この3ヶ月間、お蔭様でいろんな新しい発見もしました。日本の各行政がどのように取り組んでおられるのか、トップの姿勢、その考え方、レベル、具体的な施策など、非常に興味、関心が湧きましたし、今後も関心を持ち続けると思います。想定以上に進んだ取り組みをしている市もありました。

勿論、三木市にも関心がありますが、以上書きましたように、基本的な考え方の部分が変わらない限り、イメージの向上、夢の実現は難しいと判断しましたので、本メールをもちまして、中断いたします。率直に、本音で書きました、失礼があればお許し下さい。



市長が、前向きに市政を展開しようとされていることについては、信じています。現在の展開方法は、施政方針の前段には十分機能すると思います。然し後段の難しい課題の実現には、はっきり言って機能しないと思います。一般の人たち、大衆の評価を得るためには、基本的に考え方、方向を修正される必要があります。前段と後段は、次元の異なる課題だと思います。端的に言うと、前段は出来たといえる比較的、簡単な課題ですが、後段は出来たとはなかなかいえない、他人が評価をする本当に難しい課題なのです。評価基準も他人が勝手に作ります。今、おやりになっている、上から下への目線では、無理だと思います。

はじめて、メールを差し上げてから今回まで、一貫して同じことを繰り返し、申し上げました。自分なりに勉強して、真面目に、信念をもって、率直に書きました。率直過ぎたかもしれませんが、市長を後押しする気持ちは、このメールでも変わっていません。今後も三木市のホームページ他、高い関心を持って、見させていただきます。いつの日にか、また、メールする気になれれば、幸いです。

ますますのご健闘を祈念します。

  (2006年7月25日 三木市長メール)



こんな旧いこと、思い出してもたいしたこともないので、
ツイッターで遊んでいる。
山本一太を追っかけてみる。

『やまかず』さんが入ってきた。
by rfuruya2 | 2009-12-17 05:13