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雑感日記

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市民アンケート

今年の1月に市民アンケートが行なわれてその結果が、市のホームページなどにも出ているが、今回15日の広報みきに纏めて掲載されている。


こういうアンケートは市民など末端の状況を把握する上で非常に有効である。
1500人に出して42.8% 643人の回収率は高いのか低いのか。4%前回から高くなったので、市政に対する関心が高くなったとある。

市政への関心が高いか低いかは、意見が分かれるところであろうが643という数自体は充分で、市民の声を的確に集約できていると見ていいと思う。

643人のうち469件の意見提言があったようで、ホームページに詳しく載っている。

今後も継続して定期的に実施されたらいいと思う。

こんな風に思った。
順不同に列挙してみる。


1.アンケートはいいことである。
アンケートを出す前に、その結果をどのように想定されたのか? これが一番重要である。
このアンケートの結果は、その想定に対してどういう結果であったのか?

アンケートを出す前に、その答えを推定、想定することは、鉄則である。
このアンケートの答えを見てはじめて解ったというのでは、少々問題であろう。

アンケートはマケッテングの基本手法の一つである。
ただその分析や活用もマーケッテングの基本、『仮説の検証』であって欲しい。
『企画』と名のつく部門もありそれで給料を貰っているプロもおられるので、プロらしい分析を今後御願いしたいと思うのである。

然し、これは高いレベルでの話です。
民間レベルでもなかなかやれていないところも多いものなので、三木市にそれを望むのは無理なのかも知れない。

然しいつの日か、そういう分析になって欲しいと思っている。


2.このアンケートの結果もあって、『広報三木』は4月から1回に戻るようである。
月2回なら前半と後半を確りと『差別化したものを』とずっと言って来たのだが。
『同じものなら月2回は不要』と言う末端の意見は正しい。よく見ていると思う。

担当されていた方たちは月1回になって
『ほっとしている』方が多いのか?
『残念』と思っている方が多いのか?
それとも『無関心』なのか?

もともと月2回出すことが『目的』で、過去との差別化を図ったようなところがあり、広報の中味、『本質の議論』が脱落していたのだと思う。


3.市の取り組んでいる53の事業についてということだが、33(63%)は知らないと答えている。
市民が市が何をやっているのかそんなに関心はないのが普通である。
むしろよく知っているなと思ったが、肝心の53の事業が何なのか解らないので、
私の一番の関心事は53の全ての事業の名前とその予算であった。

多分、市長デスクとかタウンミーテングも入っているのだと思う。
53の事業にそれぞれ予算がついているのか。その額は幾らなのか?
その辺りが明確になれば、その評価も変わるであろう。
そんな全体の姿が解らぬままの分析だから、関心が湧かないのだと思う。

こんな意見は私だけではなくアンケートの回答者の中からも出されていた。


4.469件合った市民の意見は、納得できるものも、単なる文句もあって面白かった。
それにいちいち答えなければならぬ担当部門もご苦労なことだと思った。全てに律儀に答えておられる。でも、答えになっているのかなと思われる答えもある。




市長が変わっていろいろやっている。
市役所の対応がよくなった。
こんな意見は多かったが、その通りだと思う。

いろいろやられることが少々、総花的に過ぎると思う。

『選択と集中』は、役所のお答えの中にも随所に出てきたが、
一番解らないのが、『何を選択し何に集中しているのか』

その結果『従来続けていたものを止める』
三木鉄道は確かに止めたのだが、そのほかにどんなことを止めたのだろう。
『生活に関係のないものは止めろ』という厳しい意見もあった。


まず、469あった市民の意見に、このように答えたりするのは止めたらいいと思う。
読んでみたが、このために掛かったコストは幾らぐらいか。

止めても何の影響もないと思う。これを読む人は殆どいないのではないか。
私は2度も読んで、このブログを書いている。
市長以下トップがよく読んで、その意味をよく考えることは必要だと思うが。


『何を止めたか』を言えるようにされたら、それは結果的に『集中』に繋がるのだと思っている。
by rfuruya2 | 2008-03-15 08:32