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雑感日記

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私ならこうしますー5

三木市民病院問題も5回目になった。
こんなことを考えるのは、凄く楽しくて発想にキリはないのだが、一応これでストップする。

今までの4回で私が思っている基本的な考え方を述べてきた。
じゃ現実にどう具体的に進めるべきか。正解になっているかどうかは別にして、こんな風にやられてはと思っている。

1.構造的な問題であるから、構造的な対策が必要である。
2.その対策に「小野との統合」、「民営化」、「止める」以外に何かあるかの検討をまずする。
3.統合したら、ホントに上手くいくのか? 疑問も残る。だから小野はしぶっている。
4.止めることは、問題があるにしても可能である。間違いなく出来る対策である。
5.審議会は、ごく短期的な問題に絞って検討を続けてもらう。
6.止めたらどうなるのか?財政危機宣言での検討だから、命の問題などと言わずに金額的な問題として、割り切って検討してみる。
7.同時に、止めたら困ることの具体的な検討。 何が、誰が、どのように、どのくらい困るのか。
8.まず第1に止めたときの、金額的な問題、そのときに発生する金額を把握出来なければ、何の比較検討もできない。
9.止めるという仮説の検討は、誰か手を挙げた人にやらせたらと思う。意欲さえあれば何人も必要ない。若し私が市長なら私と数人で自ら担当でやる。こんなの計算だから、概算なら直ぐ出るはずである。
10.『止める』 現役時代私の一番好きな対策で、毎年沢山止めました。世の中止めても大丈夫なことを延々とやっているものです。節減はダメです。いつか元に戻ります。止めたらゼロになります。
薮本さん覚えておられますか、こんな市長メールに市長自ら『そうする』とご返事を頂きました。私は良く覚えています。思い出してみてください。あのころの藪本さんはもっと迫力がありました。



財政危機宣言を発令しての検討だから、一番費用が少なくて済む対策ならどうなるかを把握して、それなら危機は回避できるのかどうかを確かめるのが最初でなければならない。
私の仮説では、止める場合が一番費用的には少ないはずである。、これは問題があったとしても、決心さえすれば間違いなく実現できる。
検討をしたから、必ず止めなければならぬと言うわけでもないだろう。
構造的な解決策の一つ『止める』それをやればどうなるかということも確かめずに、つまらぬ細部に入るから、迷路に入ってしまうのだと思う。
迷路ですから、出口が解りません。もうそんな状態になりかけています。

『止める』検討など、審議会と並行して、ホンの数人で、短時間に数字は出るはずである。
当然止めることによる問題点は出るだろうが、三木は他の市に比べて、比較的止めることは簡単な状況だと思う。加西市などとは全然違う。

三木が止めるという検討は、小野にも影響する。
小野の統合に対するホンネが、今よりは見えるはずである。
交渉ごとは、欲しがったほうが負けである。

要は、審議会などで出る、具体的対策と構造的対策を明確に分けて検討べきである。
一緒にするから、迷路に入ってしまう。答えが出るはずがない。


財政危機宣言をしたということを忘れてはいけない。
『金額』『数字最優先』で検討する態度がないとダメである。
専門知識や財務の知識が邪魔をする。 ビジョンや理念も邪魔になる。
難しいことは一つもない。 常識と『足し算と引き算』だけである。

ちゃんと数字を出して、最低の金額を把握して後、
それら理念や、ビジョン、命の話など、難しい話はそれから検討すればいい。
順序を間違うと、危機対策は迷路に入る。
これは、財政危機対策なのです。違うというなら宣言の取り消しをしないといけない。

何も止めることの検討をしたから、『必ずしも止めなくてもいい。』
その過程でもっといい案に出会うかも知れない。
一番簡単な『止める』と言う選択肢も検討せずに、だらだらと幾ら検討してみてもダメである。
だから、5年計画などと言うばかげた話になる。

ざっと以上である。
これが、私の仮説である。  
私なら、こうします。  『直ぐ計算を始めます。』計算の結果が楽しみです。 



最後に、私が共感し、現役時代一緒に手伝ったり、手伝って頂いたりした、服部吉伸先生の言葉を幾つかご紹介する。
私の実業のバイブルであり、考え方の基本である。

『流通業とは、「自分の仮説」の正当性を問うビジネスである。消費者の「変化の本質』を掴み、変化をどう自己の対策に置き換えるかということが問われている』
私は流通業が本職でした。仮説の検証で給与を長く頂いてきました。

『通用する発想とは、正しく現状を捉え説得力があり、やがて多くの人の賛同を得られる考え方を指している。ここで「やがて」という言葉を使っているのは、正しい考え方が最初から多数派であるはずがないからである』
これはよく経験しました。実感です。今回の話はどうでしょうか?

『リストラの基本の部分に、人の尊重という考え方がなければ、そこに働く人の心を動かし大きな改革を成し遂げることは出来ない。
人が自分の価値を発揮できる状態を造りださない限り、人はコストにしか見えないだろう。
人はコストではなく「価値創造者」である。』

同時に、大きな問題の解決には、
『トップが身を乗り出して』『社運をかけて』 とも
『トップの先見性と熱意』によって決まるとも言われている。

藪本さん、ここは市長の出番です。
『身を乗り出して』 当選当初のように頑張ってみて下さい。

そうすれば、 『やがて』 幾らでも応援者は現れるでしょう。
勿論、私も応援します。 手伝ってあげたいような気持ちです。
by rfuruya2 | 2008-10-06 07:41