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雑感日記

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財政危機宣言から1年

三木市が財政危機宣言をしてから1年が経とうとしている。
世の中はどんどん変化している。
新しく民主党政権が現実のものになった。

民主党政権への国民の関心度も期待も大きいのだが、
その中の一つに国民に向かっての『情報の開示』がある。
関心を持つ人たちへは、それなりの正しい『情報の開示をする』、これは行政の義務である。
従来は、それが十分とは言えなかったと思う。

今回、三木市の20年度の決算予想みたいなのが発表されて、記者会見もされているが、読んで見ても切実感は伝わってこないし、なにをどうしたいのか皆目解らない。
それなのに、このままではやはり危ないのだと言う。
病院の経営状況は、19年に比較して悪化していて、やはり10億を越す赤字なのである。
10億を越す赤字だと言う情報は開示されるのだが、今後どうなるのかには一切触れずに、
小野との統合病院が出来たら魔法のようにすべて解決すると言いたいようである。


もう少し本音でモノを言って欲しい。
公立病院の健全経営には自信がないのなら、そう言えばいいのにと思う。
新病院が出来たら、たとえ200億円の新規投資をしても『経営は大丈夫だ、自信があるから任してください。』と言って欲しいのである。それなら安心するのだが。

肝心の情報には一切触れずに、ベッド数が幾つだとか、建設費が幾らだとか、
『財政危機宣言』を発している市に相応しい、財政健全化の見通し1点に絞った見解を聞きたいものである。


最近は、地方行政に興味があって、結構いろんなことを知っているのだが、
三木市長の薮本さんが、なにをどう考えているのか、本音の部分が解らないのは、関心を持つ市民として大いに不幸である。
遠い武雄や三条の市長さんの考え方のほうがよく解っている。


チャンと自分の考えを言えないのなら、市長さんなどにならないことである。
黙っていても、生きていける職業はほかにいっぱいある。
市長などという公人は、自らの信条を市民が本当にわかるように情報発信すべきだと思っている。

何も仰らないのなら、今年いっぱいにして欲しい。
三木は、可能性のあるいいまちだと思っている。
病院だけが唯一無二の課題ではないはずである。
想いを持っている人たちもいっぱいいる。
リーダーは、それを引っ張る信念を、チャンと持った人であって欲しいものである。


財政危機宣言から1年、
世の中は、新しい民主党政治が始まる。旧い政治スタイルから変わりそうである。
これに追随できる三木市政に、今からでもいい、変わって欲しいのである。

本音でモノを言われたら、たとえ苦しくても応援しようと思っているのに。
by rfuruya2 | 2009-09-01 06:20