今朝、
gooには、こんなブログをアップしました。
その中の、『潮流、海流発電』 三木のベンチャー企業、ノヴァエネルギーが開発中です。
神戸新聞の夕刊にも紹介されたので、ご存知の方も多いでしょう。
6月に初めて鈴木清美さんに、お会いしたそのときから、NPO The Good Times で出来る限りの応援をしようと心に決めました。
メンバーの人たちが、それぞれいろんな形で応援してくれています。
その一つ、カタログ制作、英文だけで日本語のカタログがないのです。
韓国を初め海外では動きも関心も高いのだが、国内がさっぱりなので、後回しになっていたのです。
メンバーの一人が手伝ってくれているのですが、お金がないので100万円を出資して、そのお金でカタログを造っています。
まだ途中ですが、特別に一部中身をご紹介しながら、補足してみます。
6月以降、結構いろんなところで鈴木さんの説明を聞きましたから、耳学問ですが、大体アタマに入っています。

これが最終目標、400個の基地が黒潮の海に浮かんでいます。そうです。浮かんでいるのです。
大型船の船長であった鈴木さんの発想は、至るところに船の経験が生かされています。
世界でのこの種の装置がもう一つ金も掛り、上手く行かないのはそれを海に建設しようとするからです。
発電量は原発1基分に相当しますが、費用は3200億円、原発の約半分で済みます。
間隔は100メートルもあるので、その間を通ろうと思えば大きな船でも通ることが出来ます。
浮かして、碇で止めてあるのです。碇で100%大丈夫? 何万トンの船でも碇一つで繋留します。
元大型船の船長さんは自信満々なのです。

クリックすると大きくなりますから、お読み下さい。
エネルギーの転換効率は圧倒的です。
今話題の、太陽光発電の18%に対して、潮の流れが止まることのある潮流発電でも75%、黒潮利用の海流発電は100%です。
土地代も入りませんし、建設に反対する住民もいません。

日本は海に囲まれています。日本近海の海流はこんな流れですが、メキシコ海流など世界の海で可能です。鈴木さんは元大型船の船長さんで世界の海を、世界の海流を体験されています。
航海士の試験問題が『黒潮について述べよ』であったとか。
ほんとによくご存知です。

一つの基地は、こんな風に出来ています。
縦120メートルに、鯉幟のように4つの装置が取り付けられ、潮の流れで回転して発電する仕掛けです。形や細部は神戸大学や韓国の大学の東大出の先生と長年の研究済みで完成品です。
この一つを例えば明石海峡の橋脚に繋げば、大橋を装飾する電気はそれだけで十分賄えます。
これ一つが約2億円、4つで8億円、それを400基で原発相当となると言う構想です。
このプロジェクトの最終目標は、以上の通りで、これは勿論国家プロジェクトです。
NPO The Good Times ではどうにもなりません。
今は、その前段階です。
1基約2000万円ほどの小型を作って、スタートしようとしています。
淡路市や淡路漁協が具体的に動いていて、モノさえ出来れば、動き始めます。
作ることは韓国でももう準備万端ですし、日本でもあの鉄人28号を作った、北海製作所が協力してくれています。
問題は、作るに際してのお金がないのです。
その額は、約5000万円、大した額ではありません。ただその5000万円の半分は『型代』ですから、普通常識ではメーカーであるノヴァエネルギーが調達するのが当然なのです。
商社も幾つか接点はあるのですが、販売ならともかく『型代をなぜ?』と言うのはよく解ります。
ほかならぬ、エネルギーの話、単なるベンチャーの金儲けではありません。
そういう意味で、いろんなことで手伝っているのです。
企業は口では『社会的責任』とかいろいろ言いますが、本気でリスクを掛けて応援するとなるとなかなかムツカシイ面もあります。
そんなところを側面から、応援しているのです。
三木市も、三木市のベンチャー企業ですから、ツマラヌ箱物に金を投じるよりこんなことに応援する姿勢を見せて欲しいものです。
武雄の樋渡さんは、がばいばあちゃんの立ち上がりのロケの費用に2000万円を武雄市が負担し、同額をどこだったか武雄の団体が拠出して、今の武雄が全国区になった『きっかけ』を作られました。
こんなのは、それこそ『リーダーの決断』そのものです。
ひょっとしたら12月に、動き出すかも知れません。
動きだしたら、NPO The Good Times 内に『潮流、海流発電プロジェクト』を立ち上げます。
神戸新聞などにも応援を求めたいと思っています。
NIROとも、川重の技術研究所とも既に繋がっています。
例えば、NPOの会員の入会金は1000円です。
1000人で100万円、1万人で1000万円、三木市民の半分4万人で4000万円。
団体会員の会費は1万円、100件の協賛企業で100万円です。
若しこんなことが出来れば、NPO法人The Good Timesjは、会費全額を何らかの形で寄贈援助しようと思っています。
どこかが、スタートのお金を出して頂いたら、そんな浄財が集まる仕組みを作って、お返しすればと思っています。
今、原子力発電1本で、ほかに目がいかないのは、所謂、『政治の利権構造』からではないかと思っています。
エネルギー問題などと言う、『国家プロジェクト』が、利権の対象になることは、極力避けるべきです。
私が鈴木清美さんを、応援している最も基本的なところは、
『たった4%しかない日本のエネルギーの自給率では、石油が枯渇する50年先にどうする積もりなのか?』
今のまま進めば、10億円の予算を既に取っている韓国で事業化することはいとも簡単です。
然しそれでは、メイドイン韓国になってしまう。
何としても『メイドイン日本』にして、お国のために残したいという理念に共感しているのです。
海のない三木からのスタートです。
『海流発電発祥の地の碑』でも建てられたらいいなと、思ったりしています。
昨日は、NPOの副理事長のタッチャンと一緒に、ある企業の方との面談に立ちあいました。
タッチャンはボランテイァでノヴァの総務、企画面を手伝ってくれています。
『いい初夢』が見れたらいいなと、願っています。