★ 1933年と言うと私が生まれた年である。
その年に創刊されたアメリカの有名週刊誌『ニューズウイーク』が2012年12月31日号を最後に廃刊され、今後はデジタル化されるというニュースが流れた。
Wikipedia には以下の記述で紹介されている。
1933年2月17日にトーマス・J・C・マーティンが中心となって創刊され、当時は「News-Week」とハイフンが入った名称だった。第二次世界大戦前後に売り上げを伸ばし、当初は写真とニュースを売り物にした雑誌だったが、次第に論説やインタビュー記事、著名人によるコラム、独占取材など、多様な内容に変わっていった。
2007年頃より赤字額が拡大し、2010年5月5日にはワシントン・ポストが売却を検討していることを発表。
2012年10月18日の発表によると、印刷版として提供される Newsweek は米国では2012年12月31日に発行されるものが最終号となり、以降は 「Newsweek Global」としてデジタル版のみの発行となる。
創刊以来、アメリカ国内のニュース雑誌の発行部数では、おおむね「タイム」誌に続く2位となっている。
アメリカで約310万部、アメリカ国外で約90万部の計400万部とされ、世界に約2500万人の読者がいると発表されている。
★ネット社会になって、紙の媒体の価値はどんどん低下している。
新聞、雑誌は勿論本までもがデジタル化を検討する時代にはなった。
ニューズウイークも今後『デジタル化』で生き残りを目指すというが、元々ネットは無料なのだから、具体的にどのような形をとるのか?
池上彰の
こんな解説記事も、
アメリカの新聞各紙が「ニューズウィーク」の撤退を取り上げたのは、ひとごとではなかったからでしょう。
各紙とも紙の部数が減り続けているからです。
「ニューズウィーク」は、来年からはウェブ版での有料購読者を増やして生き残りを図る方針だとか。
でもネットは無料が常識になっていますから、有料購読者を増やすのはむずかしいこと。それは日本の新聞社も同じです。
購読料を払っても読みたい。
読者にそう思わせる記事を、どうすれば提供できるのか。
各社の“追悼記事”を読みながら考え込んでしまいます。
★ もうこんな時代にさしかかっている。
アメリカが先を行くのは当然だが、
日本はどんな動きになるのか?
先日来、見つけた『
産経フォトニュース』は、なかなかいい線いっていると思う。
記事もあるのだが、記事を前面に出さずに、多彩な写真で構成しているのがいい。
新聞記事に使われる写真は、たった1枚、ここでは記者が撮った貴重な写真がふんだんに使われている。
『
MSN産経ニュースをお気に入りに』とあるが、とっくに『お気に入り』に入っていて、毎日真っ先に眺めている。