★カワサキ忍者の伊藤彰さん、Z2の発売される少し前からのお付き合いだから、もう40年以上にもなる。
いかにも大阪、泉州というのか、河内というのか、
そんな気質のオモシロイ人である。
バイク屋さんである。
最初は『伊藤モータース』に始まって、店の名前は何度も変わってきたが、『カワサキ忍者』になってから久しい。
こんな独特のホームページなのである。
自分の意見をストレートに言うし、手加減などはしないから、
伊藤さんに気に入って貰うのはなかなか難しいのだが、
なぜか、気に入って頂いて、最近は間違いなく何のお役にも立っていないのだが、毎年水ナスやウナギなど、送って頂いている。
昨日もこんな水ナスが届いた。
今日は私の80才の誕生日である。
そんなことまでは、知ってるわけはないのだが、昨日お礼の電話をした。
お礼の言い方も難しいのである。
下手に『旨かった』などと言うと、直ぐまた追加して送ってくれたりするので、着いたらすぐ食する前に電話ぐらいでお礼を言うのが一番である。
昨日も、電話でいろいろと話をした。
ネットはやらないのだが、なぜか三木のGood Times Plaza のことは知っていた。
独特の商売で、商売熱心だから、三木にも一度遊びにいらっしゃいと言っておいたのだが、気が向いたらすぐやってくるかも知れない。

★ それはともかく、泉州の水ナス、これはまた格別である。
ずっと以前からあるのだろうが、
大阪にいたのは、ちょうど40年前、Z2の発売される頃なのだが、そのころには、全然あることすら知らなかったし、名前も聞いたこともなかった。
ちょうど大阪万博のあった年からが、大阪担当であった。
まだまだ、戦後の復興期で水ナスはあっても、こんなに綺麗にはなっていなかったのかも知れない。
屋号は 『旬茄』 と書いて 『しゅんか』 と呼ぶ、
旬を漬け込む、季節をはこぶ とそのカタログに書かれている。
古代の大阪の難波津は遣隋使や遣唐使の行き交うアジアの窓口でありました。
その後も商業や海運の盛んであった大阪には、全国より美味しい食材が集まり、それとともに料理屋などが多く見られることとなりました。
大阪が「天下の台所」といわれる所以はこのような歴史的背景にあったのです。
こうして独自の食文化が発達した大阪ですが、河内平野が野菜の栽培に適した肥沃な土地であったことから、府内においてもまた、さまざまな野菜作りが盛んに行われていました。


だいこんは守口・田辺、かぶは天王寺、なすは鳥飼、にんじんは木津、しろうりは玉造・黒門・木津、くわいは吹田など。
しかし残念なことに、これら大阪独自の野菜は、生活の洋風化により煮炊きや漬物に適した野菜の消費が減ったこと、また、広域に流通できる商品がのぞまれたために、大量に安定して一年中供給できる品種ばかりが生産されるようになったことなどから、その姿がほとんど消えようとしていたのです。
けれども今ふたたび、これらの「なにわの伝統野菜」がクローズアップされようとしています。
旬茄では自家栽培の農家などから原種の種を譲り受けるなど、消えつつあった伝統野菜づくりの復活に取り組んでいます。
そして、これらの野菜を用いた漬物は前述のようにそれぞれの野菜本来がもつ旨みが濃厚で、個性あふれる味わいが楽しめるのです。
★ 伊藤彰さん、折角送って頂いたので、
カワサキ忍者 ともども、『旬茄』 も広報しておきます。
ホントになかなかのものなのである。