消えた男の子という連載記事が載っている。
何かに向かって行動する男の子の集団を余り見なくなったと言うのである。
男の子独特の「強さ」とか「冒険心」が希薄になった。
暴走族も一時に比べ半減したという。
暴走族が半減することは結構なことだが、やんちゃな男の子らしい子供たちが見られなくなることは寂しいことだと思う。
世の中、男女同権はいいのだが、男と女の差がなくなりすぎる傾向が見られる。
男にしか出来ないこと、女の子にしかやれないこと、神様はそれぞれに上手に分けて与えて頂いている。
これは大事にしていかないといけないと思う。
強さとか冒険心は元来男の子の特権である。
男の子は「優しさ」の前に、こんなやんちゃな生き方を経験すべきだと思う。

孫は男の子ばかり4人いる。
そのうちの3人が夏休みで遊びに来ているが、彼らの毎日の生活を見ていると、身の回りに関心のあるものが多く揃い過ぎている。
曰く、ゲーム機、iPot、パソコン。パソコンも子どものクセに我々以上にいろんなことをよく知っている。
それが普通で「我々がオクレテいる」のだとは思うが。
なかなか、外でやんちゃなことをする時間がないのである。
でも結構外には、関心もある。
川の魚とりも好きだし、カブト虫にも興味がある。
毎日サッカーもやろうという。犬の散歩も嫌いではない。
要は、環境だと思う。
都会で遊ぶ自然もない。勉強ばかりで、塾通い。スポーツもーー教室で教えてくれる。
みんな周りがお膳立てをしなければ動けない。
一番大事なのは、自分の判断で自分のしたいことを自然の中でやってみることだと思う。
決して男の子の本性を忘れてしまっているわけではない。
少しでも、思い出いっぱいの、そんな夏休みにしてやりたいと思っている。