佐賀北ー帝京。
誰が佐賀北の勝利を予想したであろうか。
開幕初戦を接戦で勝ち、2回戦は延長15回引き分け再試合を制しての帝京戦だった。
これをまた延長13回4-3で制したのである。
佐賀北高は公立校だそうである。
最近は公立校が甲子園に出場するだけでもニュースなのに、ベスト4,4強である。
最近は、こういうと言い過ぎかも知れぬが、いろんな地域の優秀な選手を寄せ集めた野球専門学校のようなところばかりが常連で、この春にも問題があった。
そんな中での勝利であるから、これは大ニュースであり快挙である。
次は、長崎と大分の勝者との対戦である。 どちらが勝っても九州勢同士の戦いとなるのである。
その戦いが準優勝戦なのである。 すごいことだ。
昔、昔々になるのかも知れぬが、我々の時代は不思議なことに公立校の方が強かった。
野球ではそこそこの県、兵庫で当時の甲子園に名を連ねたのは殆ど公立校ばかりであった。
芦屋中、神戸1中、明石中、兵庫高、鳴尾高、兵庫工業高、明石高、芦屋高などなど
育英なども強かったが、報徳はまだまだだったし、最近の東洋大姫路や滝川二高などはまだ学校ができていなかった。
公立や私立の問題もあるが、別の観点から言えば、
やはり野球はピッチャー、投手力である。
桑田、江川、松坂など甲子園を沸かしたチームはみんなピッチャーが良かった。
記憶に新しい昨年の田中、斉藤投手は今年、プロ、大学の世界で既に活躍中である。
佐賀北高の勝利が、フロックでないことは、投手力の良さがある。
延長になっても点を取られない投手力、これはすごい。
特に久保投手は甲子園に来て27回3分の2を連続無失点、自責点勿論0なのである。
これは、ひょっとするとひょっとする可能性がある。
ところで、この久保投手は佐賀県武雄市山内町の出身で今でも毎日武雄から通学しているそうである。
こんなことはどこの新聞にも出ていないだろうが、
そのニュース源は武雄市長樋渡啓祐さんののブログである。私とはブログでご縁が出来て、
実際にお会いできたり度々ブログにコメントを頂いている。
長崎、大分それに佐賀の九州勢同士の戦いになるのだが、
久保投手が武雄の出身となれば、佐賀を応援せねばなるまいと思っている。
佐賀北高校、久保投手、頑張って下さい。