昨日、日曜日の朝日新聞33ページ。
大きな見出しである。中味は見出しの通り、自宅を5年間も未登記のままだった、ということである。
「金融機関から借金せずに建てており担保とする必要がないので登記しなかった」そうである。
「この辺りの人は殆どしていない。」と続けて述べている。
法律では確かに違反なのだろうが。
この記事を見て、なぜ一村長のこれぐらいのことがこんなに大きな記事になるのかと思われる人は多いだろう。
私も、つい先日の北山村の「村ぶろ」の記事を若し見逃していたら、何故これくらいのことが、それも村長のと思うに違いない。
これは、まさしく有名税である。
北山村が今、「山ぶろ」などで注目を浴びているがために記事になったのである。
仮に、どこかの村長が同じことをしても、間違いなく記事などにはならないのである。
こんなことを言うと、不謹慎だと怒られるかも知れぬが、この記事も北山村のいいパブリシテイである。
これでまた、注目する人も出てくるだろう。
こう言いたくなるのも、昨今話題になるいろんな政治家や官僚の問題に比べて、癒着とか言うような気分の悪い問題ではなくて、村の昔からの風習みたいなものであると思えたりするからだろう。
然し、一村長と言えども公人である。
村長はご自身のブログで、公式に謝罪と自分の見解を発表されている。
その内容も文章の端々にも率直で田舎の村長さんのよさがあふれている。
そういう対応がいち早く出来るのも、「村ぶろ」の効用の一つであろう。