朝日の夕刊の 「窓」 に恵村順一郎さんが 「国民より自民党」 というテーマの論説を載せている。
領収書を偽造し経費を五重計上した玉沢議員の責任のとり方に言及しているのである。
「党に迷惑をかけたから離党する」
これでは責任の取り方としておかしい、議員辞職が筋ではないかというのである。
そのとおりだと思う。
国民の税金が元になっている政治資金をちょっと間違ったのではなく、
意識的に五重計上もして、誤魔化しておいて、自民党にも迷惑をかけたか知らぬが、
こんな議員は国民にとって大迷惑なのである。
こんな詐欺紛いのことが罪にならないのが、不思議なくらいである。
赤城元農相とどこがどう違うのか、詳しくわからぬが、金の大小ではないと思う。
論説では最後に、こんなことなのに 「捜査当局は何故動かないのか」 と指摘している。
普通の常識的な発想である。
舛添さんは、これとは問題が違うが、誤魔化して着服した職員を刑事告発すると語った。
当然のことだと思う。
一般の人たちは、ちょっとした出来心の万引きでも罪で罰せられるのである。
少なくとも万引きよりは悪質である。
そんな人たちが大臣様と威張っている政治の世界が、国民には異様な別世界と映るのであろう。
「美しい国」 はいいと思っている。
然し、それを言うならまず 「美しい政治」 を目指して欲しい。
安倍さん、この辺をモット毅然として欲しい。任命責任に戻ってくるのが怖いのか。
それとは別に、毅然としたほうが、国民は支持すると思う。小泉さんにはそれがあった。
これは、朝日新聞もモット大きく、指摘すべきである。