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雑感日記

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裏金の出る体質や仕組み

大阪市でまた裏金が出たと今朝の朝刊。

裏金って何のために作るのだろう。
行政だけの話で、一般民間企業にはないのだろうか。
官にこれだけあるのだから、民でもそこに近いところではあるのではと思ったりする。

50年ほど企業の中にいたが、少なくとも二輪事業の中では裏金はなかった。
そんなものを作らねばならぬニーズがなかったのである。

自由に使える金と言う意味では、みんなそんな金を作りたがるのである。
その気持はわかるが、それが何故裏金で作らねばならないのか。

堂々と表で使いたいものを使える仕組みにすればいいのだと思う。

二輪事業などは、基本的に自由に使える仕組みになっていた。
百万の単位でも、千万の単位でもそんなに決済などを意識したことはない。
私だけではなしに、世界中の販社がそうだったと思う。
販社の社長と言っても、小さいところは課長レベル、そんな頃から自由に金は使えるのである。

決済がいるのは固定資産の購入や社屋の建設、会社の設立など当然と思えるものだけであった。


好きなように使ってもいいと言っても、そんなに無茶苦茶に金など使わないものである。
現役の最後の頃、そんなにはっきりと覚えていないが、予算制度などなかったと思う。
稟議制度も作らなかった。
好きなように現場の責任者の裁量で金が使われたと思う。

それ以上に企業の本来の目標の利益などのほうに関心があって、利益を生むために金を使うという理解があれば、ちゃんと人間はコントロールするものだと思っている。


予算制度などの厳しい制度が、裏金を産むのだと思う。
その仕組みに柔軟性がない。
こんなに動く世の中で1年後に使う金をきっちり査定するのは、これは難しい。
そういう意味では、今の行政の仕組みや仕来りがダメなのだと思う。
だから、自由に使える金を作っておきたいという『知恵=裏金』のような気がしてならない。

税金と言う、自分の努力で生み出したものでないものを、予算と言う形で与えられて、
それは『使わねばならぬ金』と言う認識が無意識の内にあるのだろう。
予算を余すことは 『仕事をしていない』 ことになるのではなかろうか



あちこちに裏金は出てくるが、三木市などはないのだろうか。
あまり、そんなことは話題には上がらない。
『三木市はないですか?』と聞いたら、それは当然だが『ないですよ』と返ってきた。

若しホントに自信があれば『裏金はありません宣言』でもやればと思ったりする。
by rfuruya2 | 2008-04-19 07:44