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雑感日記

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枠の中、枠の外

枠の中に閉じこもってしまうのは、どうも好きではない。

然し世の中一般に、『枠の中』だけで物事を考えその処理が進む。
それが自分の担当する仕事と認識しているからだと思う。

確かに職務の範囲と言うことからはそうなんだが、
もう少し『枠の外』にも範囲を広げて、
『枠を外して』物事を考えたほうが、
結果的に『枠の中』にもいい影響を与えるのにと思っている。

一般に日本人は『タテ型』が好きである。
それが『ピラミッド型のタテ型組織』をつくり、その延長に『天下り』や『談合』など、『枠の中』だけの利益を追求する『そんな体質』を生んでいるのだと思っている。
その向こう側には 『汚職』 があったりする。



永くカワサキの二輪の世界に居た。
どうしても『カワサキ』に拘りたがる。
二輪と言うのは新車も中古車もあるのだが、どうしても『新車』に拘りたがる。
販売店とユーザー、身近な『販売店』に視点が集中する。
その結果、『シェアや売上』ばかりが関心事になる。

もう少し『枠の外』のほうに面白いことがいっぱいなのだが、なかなかそこまで余裕がないのであろうか。

それでもまだ、二輪の世界のほうが『much better』である。



この2,3年、地方行政などにちょっと関わってみたが、これは『タテ型』の典型である。
凄まじいばかりの『タテ型』で『枠の中だけの発想』である。

こんな世界の中で育った人たちの発想は、『枠の外』などはまるで別世界である。
担当外の仕事など、考えることも『ご法度』のように思える。

例えば、三木では当然ながら『三木』を考える。
三木以外も頭に置いたほうが発想が広がると思うが、
近隣の市町村は競争相手であっても、仲間ではないような対応である。

そうは言いながらも、『情報の発信』は重要課題だという。
観光客の誘致も大きな課題である。
これは明らかに、三木以外が中心であるべきである。

市民、市民と二言目には『市民』と言うが、市民のほうは『三木』をそんなに意識はしていないのだと思っている。
そこに住んでは居ても市政などに関心を示すのはホンの僅かであろう。
『サイレントマジョリテイー』と言われる所以である。

私も35年三木に住んだが、30年以上、三木市政など意識しなかった。

『選挙運動の継続』のような市政から、もう少し『枠の外』にも視点を置いたらと思ったりする。
『枠の外=市民以外』が関心を示すような市政は、当然市民も関心を示すのである。
人事交流締結をしている『武雄市』の動きは参考になると思う。

然し、投票権のない人には関心がないのであろうか。



民間でも、行政でも、ある担当課でも、担当者でも、
『本当に評価をしてくれるのは他人=枠の外』であることを忘れてしまっている。
by rfuruya2 | 2008-04-23 13:38